新宿西口七福小路 新宿区西新宿1-1
新宿駅西口には小田急百貨店本館や新宿パレットが南北に建ち並ぶ。この二つの建物とJRの線路の間に新宿西口七福小路はあった。思い出横丁の東南からJR高架下を通って東口へ抜ける通路があるが、七福小路はその通路を脇にそれて少し上ったところにあった。
線路との間の一間ほどの場所には6軒の平屋店舗(主にバー)が並んでいた。狭い場所なので、店に入ると対面する位置(線路に平行)にカウンターがあり、その向こう側のスペースに店の人が立つのがやっと、という状態だった。
七福小路は、思い出横丁と共に、新宿駅周辺に残る戦後の闇市の最後の名残と言われていた。店自体は闇市時代のものとは限らなかったが、昔の街灯が残っていたりするなど、随所にその面影が見られた。
1999年に新宿パレットビル(この建物も闇市の店舗群をとりまとめて造られた再開発ビルだった。)の建て替えが始まり、その際にこの小路は無くなった。写真家の荒木経惟氏もこの路地の風景を撮影しており、新宿にエアポケット的に残された数少ない空間だった。

七福小路入口 Photo 1997.1.18

七福小路入口ゲートの看板 Photo 1996.12.23
|