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清水港荷揚げ施設(テルファー)
静岡市清水区入船町
S3 1928
北側から見る。水辺に張り出している不思議な構築物。当時は忘れ去られたように打ち捨てられていた。
 ループ状のレールが水上まで張り出しており、レール上を走行する巻上機で船から荷を吊り上げ、埠頭に降ろしていたらしい。写真は修復前、放置されていた時期の様子。現在は修復されて、エスパルスドリームプラザ敷地内にモニュメントとして残されている。
 草むらの中に放置されていた当時の姿に、寂寥感の漂う美しさがあると思うのは私だけだろうか。
 現在、周辺はボードウォーク状に整備され、カップルが行き交う場所になっている。保存措置が講じられたこと自体は喜ばしいことだが、昔の姿には修景された現在とは異なる独特の良さがある。
 余ったテトラポッドが放置され、廃車やゴミが捨てられ、そう長くはないのかと思っていたら、知っている人は知っているもので、保存されることになった。現在はエスパルスドリームプラザの海側正面の目立つ場所となっている。一気に華やかな空間に引っ張り出されたのだからちょっと不思議。
 しかしいまだにどのように作動して使われていたのか正確にはよく判らない。
昔の港湾の仕事ぶりも解るし、社会科見学の教材になったりもするのではないかと思うので、保存するなら動かせるようになっていたらなお良いのだが、そこまでの復元はされなかった。
 静岡県歴史的土木遺産データベースに登録掲載されている。登録文化財

Photo 1997.5.5