名曲喫茶・クラシック |
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五木寛之氏のエッセイを週刊誌で読んでいたら、行きつけの喫茶店が次第になくなってしまい残念である、というくだりがあり、フムフムと読み進めていたら「よく通った中野のクラシックももうない。」とあった。へ?、去年行ったんだけどな。自宅の近くでしょっちゅう通ってるし。間違いじゃないかしら?。気になって、早速訪ねてみる。すると、ガーン。2005年1月末で閉店だと。もう一度行っておけば良かった。 しかしこのお店、営業していた当時もかなり怪しい建物ではあった。年月を経てそうなってしまったのだろうが、店内の床があちこち傾いていた。窓や手摺もゆがんでいて、崩れてしまうのではないかとちょっと怖い。寄りかかったりするのをためらってしまう。椅子もかなり年季が入っていて、ギシギシガタガタ。バネがバカになっていて、座るとズルズルっと沈み込んでしまう。ただこの老朽化加減は昔からのものだったと、30年ほど前から店の様子を知る方に伺った。となるとこの怪しさも昔からのものだったのだろうか?? 渋谷のクラシック喫茶・ライオンの方は、CDも使っていて、スピーカーも新しくしたりしているようだが、中野クラシックはアナログオンリーで、全部が「クラシック」だった模様。まあ、それはどちらでも良い。閉店の理由は判らないが、チェーン店のCafeに押されて、このような個性的なお店がなくなるのはやはり残念だ。建物がまだあるんだから、またお店開いてくれないかなぁと、何回も通ったわけでもないのに勝手に期待。 2005.11.2に通りかかったら、まさに解体している最中だった。結局、再開はなかった。重機が建物に襲いかかり、瞬く間に廃材の山を作っていた。解体の現場は、記憶を粉砕するようで、あまり見たくない。 閉店になったらたちまち落書きがされてしまった。アートだという人もいるが、いかにもレベルが低い。どう考えてもやはりただの落書き。汚損しているとしか言いようがない。無人だから、古いからといって、落書きで汚して良いわけはない。もったいない、もったいない。 |
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